ふすま・障子の張り替えDIY|賃貸の第一印象を安く上げる
結論:日焼け・破れのあるふすまと障子は、材料費1枚数百円〜のDIY張り替えで内見の第一印象を大きく改善できます。特別な工具はほぼ不要で、DIY初心者が最初に手を出す修繕として定番です。和室を残すか洋室化するかの判断も含め、大家目線で整理します。
ふすま・障子の張り替えとは
ふすまの張り替えは、木枠と引手を外して古い紙の上または下地に新しいふすま紙を貼り直す作業です。障子の張り替えは、古い紙を剥がして桟(さん)に新しい障子紙を貼り直す作業です。どちらも賃貸では「日焼け・破れ=手入れされていない物件」という印象に直結するため、費用対効果の高い修繕です。
張り替える?洋風化する?撤去する?
| 選択肢 | 向いているケース | 費用感(目安) |
|---|---|---|
| ふすま紙・障子紙の張り替え | 建具も敷居も健全で、和室として貸す場合 | 紙代1枚数百円〜2,000円程度 |
| 洋風ふすま紙・プラスチック障子紙 | 和室は残すが、モダンな印象・破れ対策をしたい場合 | 通常品よりやや高め |
| 建具ごと撤去・引き戸交換 | 洋室化とセットで一新する場合 | 建具代+工事の分だけ高い |
部屋ごと洋室化する場合は和室の洋室化の手順と費用も参考にしてください。
ふすま紙の種類と選び方
- アイロン接着タイプ:家庭用アイロンで貼れる。シワになりにくく初心者向き
- シール(粘着)タイプ:水も糊も不要で最も手軽。貼り直しがきかないので位置合わせは慎重に
- 再湿(水貼り)タイプ:切手のように水で糊を戻して貼る昔ながらの方式。安価
賃貸向けには、柄は無地〜控えめな織物調が無難です。募集写真で悪目立ちしません。
ふすま張り替えの手順
- 引手をマイナスドライバー等で外し、周囲の枠を外す(外れない枠のタイプは上から貼れる紙を選ぶ)
- 下地の凹凸・破れをチェックし、大きな破れは補修紙でふさぐ
- ふすま紙を仮合わせして数cm大きめにカット
- タイプ別の方法(アイロン・シール・水貼り)で中央から外へ空気を抜きながら貼る
- 枠に沿って余分をカッターで切り落とし、引手と枠を戻す
障子張り替えの手順
- 古い紙を剥がす(水で糊をふやかすか、剥がし剤を使う)
- 桟の糊残りを拭き取り、しっかり乾かす
- 新しい障子紙を桟に合わせて転がしながら貼る(アイロンタイプ・両面テープタイプもあり)
- 余分をカッターで切り落とす。たるみは霧吹きで軽く湿らせると乾燥時にピンと張る(プラスチック障子紙は霧吹き不可)
入居者の入替が多い物件・小さいお子さんのいる入居者を想定するなら、破れにくい「プラスチック(樹脂)障子紙」が定番です。通常紙より高めですが、張り替え頻度が下がるため長い目で見ると手間の削減になります。
⚠ 下地や桟にカビ・腐りがある場合は、貼り替えても再発します。原因(結露・雨漏り)を先に確認してください。雨漏りが疑われる場合は応急処置と原因調査が先です。また、建具の建て付け自体が悪い場合は敷居・鴨居側の問題のこともあり、無理に削る前にサッシ・建具業者への相談も検討してください。
🔧 運営者の実務メモ(辻本)
私は長屋の改装で「既に綺麗な部分は触らない」を原則にしています。ふすま・障子も同じで、全部を一新するのではなく、日焼け・破れのある建具だけ張り替えるのが基本です。リフォーム費用をかけるかどうかは家賃換算で判断していて、想定利回り20%なら原価6万円の追加=家賃1,000円分に相当します。数百円〜数千円で済む建具の張り替えは、この基準で見るとほぼ迷わず「やる」側に入る修繕です。
おすすめの探し方
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- Q. ふすま紙は古い紙の上から重ねて貼ってもいいですか?
- 下地が平らで浮き・剥がれがなければ、上から貼れるタイプ(シール・アイロン)で重ね貼りできることが多いです。凹凸や破れが大きい場合は、古い紙を剥がすか補修してから貼ってください。
- Q. 賃貸に出すなら障子は紙とプラスチックどちらがいいですか?
- 入替や子育て世帯を想定するなら破れにくいプラスチック(樹脂)障子紙が定番です。単価は高めですが張り替え頻度が下がります。見た目の風合いを重視する場合は通常紙でも問題ありません。
- Q. ふすまの枠が外れないタイプでした。張り替えできますか?
- できます。枠を外さず上から貼れるシールタイプ・アイロンタイプを選び、枠の際でカッターで切り落とす方法が一般的です。